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間も無く出産を控え、幸せ絶頂の夫婦を襲った不運な衝突事故。夫は帰らぬ人となり、妻サラは補聴器ナシでは耳が聞こえない障害が残った。一緒に生き残ったお腹の子の誕生だけを心の支えに暮らしているサラだったが、ある晩、見知らぬ女が現れ、彼女を殺そうと襲い掛かってくる…。補聴器が壊れ、耳が聴こえない中で、正体不明、目的不明の女が襲い来る紙一重の緊張感と恐怖。果たして、あなたは音のない世界で生き残ることができるのか―!?
2016年大ヒットを記録した『ドント・ブリーズ』に次ぐ、 エクストリーム・シチュエーション・スリラーが日本を襲う!!主演のサラを演じるのは地下駐車場を舞台にしたスリラー『P2』のレイチェル・ニコルズ。執拗にサラ殺そうと迫る正体不明の女を デヴィッド・リンチ監督作『マルホランド・ドライブ』のローラ・ハリングが怪演。『スペイン一家監禁事件』のミゲル・アンヘル・ビバスが監督を務め、『REC/レック』シリーズを生み出したスペインホラーを牽引する異才ジャウマ・バラゲロが脚本を担当。アメリカ・スペインの才能が集結し、未体験の緊張感を作り出した。
 
 間も無く子どもが生まれる幸せな夫婦。しかし、妻・サラ(レイチェル・ニコルズ)が運転中、不運な事故に巻き込まれる。車同士の正面衝突でサラは重傷を負い、夫は帰らぬ人となった。お腹の子どもは奇跡的に無事だったが、サラには補聴器がなくては音が聞こえない障害が残ってしまった。
 失意の中、子どもの誕生だけを人生の支えに日々を過ごしているサラ。クリスマス・イヴの日、検診に行くと主治医から「予定日から少し遅れているが心配ない」と伝えられ安堵する。
  その夜。眠りにつこうとすると扉をノックする音が聞こえる。ドアスコープをのぞくと顔は見えないが、人影がある。その人物は、車が壊れたため電話をしたいと訴えてくるのだ。声からして女(ローラ・ハリング)だがどこか不審な空気を感じ取る。「主人は寝ているからドアは開けられない」と伝えると「なぜ嘘をつくの?死んだのよ。」と言い、ドアを開けようとしてくる。サラが強い言葉ではねのけると、女は姿を消した。心配になったため警察を呼び、事情聴取を受ける。
 外は激しい雷雨が降り注ぐ。不安を残しつつもサラは再び眠りについていた。雷とともに浮かび上がる人影。部屋には正体不明の女が侵入していたのだ。女はサラに薬を嗅がせ、より深い眠りにつかせる。そして注射を打つと手を洗い、何かを始めようとしている。
 女が洗面所から戻ってきたところで間一髪目覚めるサラ。女を必死に振り払い、命からがらバスルームに逃げ込む。しかし、この状況で急な陣痛が始まる。女が彼女に投与したのは陣痛促進剤オキシトシンだったのだ。今にも産まれそうな痛みを堪えるサラ。
 身重のため脱出は不可能。正体不明、目的不明の狂気に満ちた女。外は雷雨。助けはこない。サラの長い一夜はまだ始まったばかりだ。
1980年1月8日、アメリカ・メイン州生まれ。ニューヨーク市のコロンビア大学在学中に、モデルとしてスカウトされた。「セックス・アンド・ザ・シティ」(98~04)のオーディションで勝ち残り、役者の世界に入る。リチャード・ギア主演の『オータム・イン・ニューヨーク』(00)でバーのモデル役を演じ、これが映画デビュー作となる。初主演作品は、2003年の『新 Mr.ダマー ハリーとロイド、コンビ結成!』。その他の作品に『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』(07)、J・J・エイブラムス監督作『スター・トレック』(09)、『旅するジーンズと19歳の旅立ち』(08)、『コナン・ザ・バーバリアン』(11)、『トカレフ』(14)などがある。
1964年3月3日、メキシコ・シナロア州出身。1985年にラテン系としては初となるミスUSAに選出。テレビ映画『アラモ2』(87・未)で映画デビューを飾る。デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』(01)に出演したことで注目を集め、ALMAアワードを受賞。『ジョンQ -最後の決断-』(02)ではデンゼル・ワシントンと、『コレラの時代の愛』(07)ではハビエル・バルデムと共演。その他の作品に『パニッシャー』(04)、『インランド・エンパイア』(06)、『ワン・ミス・コール』(08)がある。テレビドラマは、「ザ・シールド ルール無用の警察バッジ」(02)、「ゴシップガール」(07)、「マイ・ライフ ~私をステキに生きた方法~」(14)などに出演している。
『Reflejos(原題)』(02・未)で監督デビュー。その後、監督・脚本を手がけた『スペイン一家監禁事件』(10)は、オースティン・ファンタスティック・フェストの最優秀ホラー賞、最優秀監督賞を受賞した。本作の前に製作された『ハーモニー・オブ・ザ・デッド』(15)は、初めて英語で製作され、ソニー・ピクチャーズが世界に配給した。『インサイド』は、2016年のシッチェス・カタロニア国際映画祭にて公開。小説家としても活動している。
ロドリゴ・コルテス監督の『[リミット]』(10)とホセ・ルイス・ゲリン監督の『ゲスト』(10)のプロデューサーを務めた後、2011年にノストロモ・ピクチャーズを設立した。それ以降は、ロドリゴ・コルテス監督『レッド・ライト』(12)、エウヘニオ・ミラ監督、デイミアン・チャゼル脚本、イライジャ・ウッド、ジョン・キューザックらが出演する『グランドピアノ 狙われた黒鍵』(13)などのプロデューサーを務めた。最新作はフェルナンド・ゴンサレス・モリナ監督で、ベストセラーとなった小説の映画化『バサジャウンの影』(17・未)。
様々なメディアでフリーのジャーナリストとして働いた後、2010年にノストロモ・ピクチャーズに加わり、 『[アパートメント:143]』(11)やイライジャ・ウッド、ジョン・キューザックらが出演する『グランドピアノ 狙われた黒鍵』、大ヒット作品のフェルナンド・ゴンサレス・モリナ監督による『ヤシの木に降る雪』(15)などでプロデューサーを務めた。本作『インサイド』のほか近作にオリオル・パウロ監督の『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』(16)、フェルナンド・ゴンサレス・モリナ監督の『バサジャウンの影』。
『1968年11月2日、スペイン・カタルーニャ州生まれ。1994年に初めて脚本を手がけた『Alicia』は、シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀短編映画賞を受賞した。初監督作品の『ネイムレス 無名恐怖』(99)は、シッチェス・カタロニア国際映画祭をはじめ、ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭、ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭などで数々の賞を受賞。2005年、監督を手がけた『機械じかけの小児病棟』(キャリスタ・フロックハート主演)がスペインとアメリカでヒットし、注目を集めた。2007年、パコ・プラサと共同監督で『REC/レック』を製作し、大成功を収めた。以降シリーズ化され、4作目まで製作された。2011年に監督したスリラー作品『スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜』には、ガウディ賞で最優秀監督賞など5つの賞を受賞した。最新作は監督・脚本を手がけた『Muse(原題)』。今スペインホラー界を牽引する重要な監督の一人。
私がこのプロジェクトに惹かれた大きな理由は、作品を通して極限状態を体験し、恐怖表現の新しい手法を試すことができる、と感じたからです。この作品は、既存の最も恐ろしいアイデアから始まりました。そのアイデアとは、知らない女性が家に訪ねてきて、胎児を奪おうとするものです。脚本にとりかかり、作品のスタイルを考えていて、はっきりと感じたのは、開始15分以降はジェットコースターのように激しい感情の変化を描かなければならない、ということでした。次々に主人公にふりかかる、身体的にも心理的にも強烈な出来事は『屋敷女』よりも激しく緊迫したものになっています。
『インサイド』の製作は、私にとって恐怖表現の実験でした。ストーリーを伝えるのではなく、恐怖を体験してもらうことを念頭に置いていました。観客にサラの家に居る感覚になってもらえれば、作品を観ている間ずっと、主人公と同じ体験をすることができるからです。作品を観終わった観客が、冷や汗をかいて、ドキドキしながら劇場を後にするような映画にしたかったのです。
『インサイド』には、アクションシーン、身体的・精神的な恐怖描写、思わぬ展開や衝撃的な事実、希望を見出す瞬間、絶望、苦しみ、痛み……様々な場面があり、一瞬も目を離せません。女が家に入ってきてから、最後のシーンまで、次から次へといろんなことが起こります。登場人物たちは、普通なら、映画のなかの出来事に影響され変化していきます。しかし、『インサイド』の登場人物たちには、大きな成長は必要ありません。なぜなら、緊迫感によって、登場人物たちは限界まで追い込まれ、人間にとって最も根本的な感覚である、生命力や母性本能が引き出される状態にいるからです。
私は、ホラーこそが映画のなかで最も純粋なジャンルだと思っています。映画のジャンル分けの定義は様々です。西部劇のように特定の場所や時間が描かれたり、戦争映画のように特定の問題を取り上げたりすることで分類されるものもあります。例えば、フィルム・ノワールは、行き場のない閉塞感という作品全体の雰囲気によって定義付けされています。そのなかで、観客の感情によって定義されるジャンルは、コメディーとホラーの2つだけです。しかし、コメディー映画では、観客と作品の登場人物は切り離された存在です。もし、コメディー映画の主人公が階段から転げ落ちたら、観客は笑いますが、主人公は笑わないでしょう。一方、ホラー映画では、観客と主人公の感情は常に共有されます。主人公が恐怖を感じれば、観客も恐怖を感じます。主人公が冷静さを取り戻せば、観客も同じように冷静になります。だから、『インサイド』では、サラの感情が極限まで引き出せるような脚本を書きました。サラは、臨月のお腹を抱え、事故で夫を亡くしたばかりの女性です。たったひとりで良い母親になれるのかと、恐れ、悩んでいます。
激しい感情の変化や、アクションシーンの連続で、サラと観客は、限界まで追い詰められることによって、誰もが潜在的に持っている恐怖心が引き出され、その恐怖心に立ち向かう方法を考えさせられます。
試練を乗り越えることや、母性を描いています。主人公には、あらゆる出来事が怒涛のようにふりかかってきます。一瞬も休憩できない、後戻りすることのできない旅のような映画『インサイド』をお楽しみいただけたら嬉しいです。
イラスト/伊藤潤二
妊婦にとって一番怖いシチュエーション!
ヒッチコックを思わせる演出にもゾクゾク。
さらに犯人の動機には複雑な思いに襲われ、私は得も言われぬ余韻に戦慄しました。
伊藤潤二
漫画家
可憐な妊婦を襲うのは悪阻や陣痛だけじゃない!おまえの腹の中に用がある!と襲いかかる 最強BBAとの一騎打ちホラーだ!
平山夢明
作家
狂った女と妊婦が繰り広げる地獄の一本勝負!超シンプルな設定だからこそ、恐怖がストレートに叩き込まれる。
産めるか死ぬかのソリッドすぎる命のやり取りから目が離せない!!
人間食べ食べカエル
人食いツイッタラー
地域 都市 劇場名 公開日
北海道・東北 青森県 青森コロナシネマワールド 10/5~10/18
  青森県 フォーラム八戸 9/7~
  青森県 シネマヴィレッジ8・イオン柏 9/28~10/11
  秋田県 ルミエール秋田 9/21~9/27
  山形県 フォーラム山形/ソラリス 9/14~
  福島県 ポレポレシネマズいわき小名浜 8/24~
関東・甲信越 神奈川県 小田原コロナシネマワールド 10/19~11/1
  千葉県 成田HUMAXシネマズ 8/17~8/30
  栃木県 小山シネマロブレ 9/15~9/28
  山梨県 シアターセントラルBe館 8/18~8/31
  長野県 長野千石劇場 9/1~9/14
  長野県 松本シネマライツ 8/18~
  長野県 佐久アムシネマ 8/31~9/20
  長野県 飯田センゲキシネマズ 8/17~8/29
  新潟県 T・ジョイ長岡 9/7~
  静岡県 シネプラザ サントムーン 9/29~10/11
中部・北陸 愛知県 ユナイテッド・シネマ豊橋18 7/13~8/9
  愛知県 安城コロナシネマワールド 10/5~10/18
  愛知県 小牧コロナシネマワールド 10/19~11/1
  愛知県 半田コロナシネマワールド 10/19~11/1
  三重県 イオンシネマ東員 10/12~10/18
  岐阜県 TOHOシネマズ モレラ岐阜 8/17~
  岐阜県 大垣コロナシネマワールド 10/5~10/18
  石川県 ユナイテッド・シネマ金沢 8/17~8/23
  福井県 福井コロナシネマワールド 10/5~10/18
近畿 大阪府 新世界国際劇場 9/12~9/18
  滋賀県 イオンシネマ近江八幡 10/12~10/18
中国・四国 広島県 福山コロナシネマワールド 10/5~10/18
  島根県 T・ジョイ出雲 9/7~
  徳島県 イオンシネマ徳島 10/12~10/18
  香川県 イオンシネマ宇多津 10/12~10/18
  愛媛県 シネマサンシャイン大街道 9/1~9/14
九州・沖縄 福岡県 ユナイテッド・シネマなかま16 8/24~9/6
  福岡県 ユナイテッド・シネマトリアス久山 8/24~9/6
  福岡県 小倉コロナシネマワールド 10/19~11/1